庄内旅懐石
庄内旅懐石は当館のスタンダード。
だからこそ 素材にも味にもこだわります。
そして、庄内の歴史や文化を味覚で体感いただける仕掛けをご用意しました。
江戸時代の旅の習慣を表現
庄内地方を象徴する出羽三山。修験道では、月山は過去、羽黒山は現在、湯殿山は未来と見立てられました。もともと日本人は大の旅好き。この三山詣、江戸時代に庶民の間で「生まれかわりの旅」として大流行。精進料理を食べ入山し、下山後は温泉に浸かって俗世に戻り、美食・美酒を楽しむのが習わしでした。まさに非日常の極み。この慣習を献立で表現しました。
旅に外せない郷土料理の味わい
まずは胡麻豆腐の餡かけ。庄内に餡かけ料理が多いのは、かつての北前船が伝えた京文化の影響を受けたから。ほかにも季節によって、もってのほか(菊花)のお浸し、からげ(干エイヒレの甘煮)、芋煮、いかげそとあさつきの酢味噌和え、など。脈々と継承されてきた郷土料理は旅の醍醐味。